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6)取り戻そうスローライフの精神
家族関係と子育て

●子育てがつくり出す子どもの心
 子どもたちの会話から考えさせられるものが、多くあります。その基本は「相手を傷つけないかわりに、自分も傷つきたくない」が、テーマです。「俺的には・私的には」、つまり自分であることを曖昧にし、「話とかする」「すごくない?」と語尾を上げ、自分の意志をはっきりと表現することを避けている点が共通しています。
 仲間からハズレルことの恐怖、ケンカしない、対立を避ける、相手をイライラさせない、自分もイライラしない。これらの気持ちから、どこか気迫で・迫力に欠けた会話にならざるを得ないのです。
誰かと仲間でいたい。本当は心が寂しいから、機会があればひっきりなしに携帯電話をかけていたいし、でも本音で話す勇気はないのです。
 いじめも仲間がやれば、当然に加わっていじめる側に回ります。自分の進むべき道、自分が持つべき意見、態度が持てないのです。

●コミュニケーションの崩壊
 ほんの40年ほど前まで、人は家庭らしい秩序の中で生活をしていました。夕食の時間をとってみても、どこの家庭でも同じような時間帯にあり、ゴールデンタイムと言われた夜七時から九時半ぐらいの間に人気テレビ番組が集中。一家揃ってテレビを見るのも、決して不自然な光景ではなかったのです。一般的な家庭において主人の行動パターン、主婦の行動パターン、子どもたちの生活パターンは、おおむね、他人の家においても容易に想像できました。各家庭の主人の仕事も近所に聞けばわかるほど、近所付き合いは密。
 そのような生活環境から生まれる家族関係のあり方は、世間様、つまり一般社会通念の中に素直に溶け込んでいました。生活の空間に一定の秩序が存在していたのです。子は親の言うことを聞く立場であり、親も教師も立派にしていなければならない立場であり、尊厳を保っていました。つまり、親は親らしく、教師は教師らしく、こどもは子どもらしくあったのですが、いつの間にかこの秩序が崩れ去ったのです。
 経済成長の影響もあって、多くの主人が仕事で帰りが遅くなり、主婦も働きはじめ、子どもが塾に行くのも多くなり、食事の時間もバラバラ、食べるものもバラバラ、意識もバラバラ、まさに同居人の寄せ集めみたいな生活パターンへの突入。家は存在するのですが、家庭がなくなってしまったのです。お隣さんの様子もよくわからなくなり、目を合わせる機会の挨拶も不自然で形式だけになりがち。寂しさと疎外感を募らせる生活様式の中で唯一、母親はコミュニケーションのはけ口を子どもに向け、面倒を見すぎて、何でもしてやる与えるだけの愛情表現に走る状況が生まれ、幼稚園から大学までママなしには考えられないのが大半。
 その結果、自己判断のできない子どもの数は増える一方。近所付き合いの会話や大人同士の会話から、自然に社会秩序を学ぶ機会を奪われてしまった子どもたちは、臨機応変に人とどう対処するべきかの知恵を持っていないのです。

●子育ての本質
 経済活動が活発化している経済先進国に共通して言えることですが、家庭の中で意志の疎通が少なくなり、子どもを含めての「談笑」が家庭の中から消えて、死語になりつつある現代の家族関係。心と心はただ時間を決めて話せば、理解が得られるものではありません。ゆとりの中での何気ない親たちの行動からも、子どもたちが学ぶ点は無限なのです。親の背中から学ぶべきものがあるのです。今の生活様式は、子育てに何かを欠いています。
 以前、存在していた生活秩序の中で、自然に身につけられたコミュニケーション能力、他人への配慮、気配り。 これら社会生活において最も大切な「もの」の喪質が今、私たちの身の回りに起きているさまざまな問題の根源に大きく影響を及ぼしていますし、これを否定することはできません。子どもを育てるということは、社会状況、家族のあり方に大きく影響されます。少し、ゆっくり生きてほしい、スローライフの精神で。

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