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8)地域の絆と心の教育の喪失が生んだ犯罪と不安の増加
犯罪の増加と人間教育

●増え続ける犯罪
日本における犯罪、つまり刑法犯の数は昭和48年頃はおよそ120万件、平成13年統計では、その数270万件以上。
 年を追う毎に犯罪発生率は増加の一途をたどっています。その中でも、近年、住宅に侵入して金品を盗み出すいわゆるピッキングに代表されるドロボーの数は異常な増加を見せています。
 住宅侵入盗の統計を見てみると、平成9年の統計、約11万3千件。平成12年は約15万4千件。平成13年は約16万2千件。わずか四年間で4万8千件、42%以上も増えています。毎日、日本のどこかで400件以上の住宅が被害に遭っているのです。
一方、検挙率を見ると平成9年における検挙率は76%以上。平成13年にはその割合が約28%まで低下をしているのです。
 最新の調査による検挙率は、20%を切ったと言う報告がなされています。

●自己防衛意識
 このように窃盗事件のデータ一つとってみても、安心して暮らせる状況が少なくなってきています。
 まだまだ諸外国に比べればたいしたことはないという意見をお持ちの方もいますが、日本の長い歴史の中、単一民族と島国であるという条件にも恵まれ、それほど他人に対して身構えることもなく、のんびりと暮らしてきた日本人にとって、安全を得るために相当の負担をしなければならないという意識は、近年やっと目覚めたばかりです。
 以前は簡単な鍵一つで気軽にお出かけしていたのが事実ですし、鍵をかけるという意識さえ生活の中になかったのです。それは古い日本家屋の構造を見てもわかるように、就寝前に引き戸にしんばり棒をして、外から簡単に開けられないようにしていた程度だったのです。つまり、家屋の中にいる時に外部からの侵入を防ぐだけで、外出の際に自分の家に鍵をかけて出かける風習は稀だったのです。
 長期間留守をする時に、やむを得ず細い板のような材木を、釘を使って×印に引き戸に打ちつけて出かけていたぐらいでした。それは誰にでも簡単に取り外せるようなものだったのです。つまり、外部からの盗みや被害を想定して作られたような家屋ではなく、その必要もなかったのです。
 その背景の一つに、その地域に住む人同士がお互いに相手のことをよく知っていて、見たこともない人に対しては、いったいどこの誰だろうという意識を持って対応をしていました。犯罪を犯そうという人間にとっては、自然に立ち入りにくい環境でした。目に見えない防犯システムがしっかりと働いていたのです。
 昭和の五十年代に入っても「出かける時は一声かけて、鍵かけて」という防犯標語が街のあちらこちらに張り出されていたぐらい、地域住民がお互いに見つめ合って住む地域を守っていたのです。
しかし時代の変化は人の心さえすっかり変えてしまいました。
 近年、お互いに隣人が何処に勤めていて、何が好きで、家族の関係がどうなっているかなんて、まったく知ろうともしませんし、話題にもしません。
 私は私、他人は他人と言う意識です。連帯感なんて存在しませんし、笑顔で隣人に挨拶することも少なくなってきました。当然見ず知らずの人が歩いていても関心も持ちませんし、隣で凶悪事件が発生しても気がつかない状況なのです。
 当然に関知すべき幼い子どもへの虐待事件ですら、気がついていないというか無関心なのです。このような孤独な環境から、ノイローゼになり幼児虐待に走るような母親も増えています。
 他人には無関心で自分だけよければという心が生み出す不安な社会環境や犯罪の増加。これも時代の変化という言葉で、曖昧にされている物質文明のもたらす弊害です。安全で心癒される生活は、人の心から生み出されるものです。
お互いに見つめ合うことの大切さを教える教育が、家庭や教育現場から失われた結果、犯罪の増加という事態まで引き起こしているのです。
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