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15)物質文明が招いた人心の乱れ 躾や作法の教育を今こそ
物質文明と人間の幸せ

●近年、社会現象の傾向の一つにマナーの悪化が目立ちます。公衆道徳という言葉すら、
若年層にはピンときません。

 いつ頃からこのようになってきたのでしょうか?戦後、日本経済が急激に発展した昭和30年代から40年代にその傾向が芽生えたように感じます。金を儲けるために人に遠慮せず、生き馬の目を抜くものが勝者だという風潮が個人レベルから企業間の経済競争の場でも広がり始め、儲けることが美徳として賞賛されるようになったのです。まさに勝てば官軍の論理、力の論理です。力の強いものが法という感じです。もちろんそれは今も続いています。
 以後、必然的に他人に気を配るよりも、自己の利益を追求して富を手に入れた人の勝ちという風潮が、人々の心に深く浸透し始めたのです。それまではごく一般的に「世間様」という言葉に代表されるように、お互いに相手からどう見られるのかという意識を常に持っていました。恥の文明が存在したのです。

●恥と作法文化の喪失
 14世紀後半室町時代に、財源転換・商業資本の発生という事態を背景として、今で言う中華人民共和国から「明」の文化と人々が日本に押し寄せた結果、商業経済による農業経済のかく乱と外来思想による社会混乱が発生、作法も大いに乱れ、治安の悪化と風紀の乱れを招きました。憂慮した室町幕府は伊勢家、今川家、小笠原家に命じて、平安礼法を手本に公卿・武士・庶民兼用作法として整理・編成したものが室町礼法でした。マナーの低下を法によって防いだのです。その後、伊勢家、今川家は滅び、小笠原家だけが礼法伝承家元として、今も残っています。
このように、いつの世も物質に恵まれ豊かな状況下では人の心は乱れ、他の人や生きている環境への配慮を忘れ慢心し、努力をしなくなり、手軽に自己の都合だけで生きるようになります。
 厳しい自然環境の中で生きるなら、大自然の掟を学んで自然にマナーも身につくのですが、現実はぬるま湯生活。
 現代社会がもたらす物質文明の中で、豊かで便利な生活にすっかりと慣らされてしまっている私たちは、直接自分に影響する物質的なものごと、つまり贅沢や利便性のみに敏感になっています。人よりも劣っているか優位にあるかが、大きな問題になるのです。待遇は気にするけど、仕事で得られる充実感には期待しないのです。成功した地位に憧れるのも、その地位とともに得られる物質的な豊かさが目的とも言えます。
 苦労してこそ手にできる充実感や幸せを、知らない世代が増加しているのです。なに不足なく育っているので、希望もなく、夢もなく、やる気もなく、努力なしで、目の前の快楽が得られればいいという感覚が身についてしまっています。
 どこの家でも思わず一挙に捨てたくなるほど、家の中は使わないモノで溢れています。シンプルライフってどこの話しですか?と言いたくなります。整理整頓出来る状態ではなく、バザーに出すために買っているようです。膨大な浪費です。
 人は辛さを知って、人にやさしくなれます。気配りができるようになります。
 豊か過ぎる物質文明の中で不自由なく成長した人々が作り出している社会の状態は、新聞の社会面を見ればよくおわかりでしょう。わが子に対する信じがたい虐待行為の多発。平気で親を殺す。平気で結婚相手を殺す。平気で教え子を凌辱する。金の為に人を殺し、万引きを注意すると親が出てきて金さえ払えばいいんだろという態度。人にぶつかっても挨拶もできない。電車、バスなど、ところかまわず躾の悪い犬のようにモノを喰い、モノを投げ捨て、ゴミは散らかし放題、注意するとキレて殺す始末。この他、あきれるような事が日常化してきています。
 過去半世紀、躾や作法の教育を忘れた社会は人を確実に野獣化させています。
 モノが豊かな社会なのに、人の心は混迷を深めていくばかりです。お互いにやさしく気配りを持って支えあう心豊かな社会を実現させるために、日本伝統の素晴らしい躾や作法の教育が今こそ必要です。

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