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30)人の心を救えない産業化・外注化介護 安心な老後のための生活様式の創造を
在宅介護と介護環境

●生活様式の変化と自宅介護
 生活様式の変化と人々の意識や考え方の変化は相関関係にあります。
 世界的に見て、経済的に豊かな国の人々も1950年代中頃までは比較的ゆっくりと変化する生活様式に対応して、それぞれに合理的な文化と生きる知恵を生み出していました。しかし、その後に生じた経済やテクノロジーの発展は、人々に急激な生活様式の変化をもたらしただけで、先人たちの時代にあったような合理的な生活文化と生きる知恵を創造する余裕の時間を奪ったのです。
 本来、経済やテクノロジーは人の意識や考え方によってコントロールすべきものですが、近年立場は逆転、人々の意識や考え方が経済論理やテクノロジーによって支配されている状態なのです。
 このような状況は人々にその場限りの生き方と刹那的な行動しか生み出していません。時代の変化が激しいと、人々の価値観や道徳観が混乱に陥ることは歴史にもよく見られる現象です。

●薄れゆく家族の絆
 経済やテクノロジーの発展によってテレビから電話に至るまで様々なものが急激に一人ひとりに行き渡るようになって以来、同じ屋根の下に住んでいる家族でも各々が得る情報は家族共通ではなく、加速度的に個人レベルになってきています。当然に家族間の連帯意識は希薄になって、異質な人の集まりとなり、家族とは言えない状況が創り出されています。血のつながりだけで、家族とは名ばかりの意識の通わない同居人同士です。
 共通意識がなく相互理解がないと、人を愛するという事すら理解不能になります。命の大切さでさえ理解できなくなります。
 経済やテクノロジーの急激な発展以降、新聞の社会面に現れる事件の多くは、以前でしたらあり得ないようなものばかり・・・我が子への残虐な行為を始め、人を人と思わないような事件の多発。人の命は地球よりも尊い?と言う教えは死語に成り下がっています。

●気配り、思いやりも外注化
 人間という文字は、人の間に生きると書きます。これは相互に社会性を持って生きなさい・・つまり助け合って生きる意味です。しかし経済やテクノロジーの発展は人々の心から助け合って生きる気配りと思いやりを奪い去りました。すでに家庭で面倒を見てもらえなくなった高齢者は、介護産業のお客さんにならざるを得ない状況です。今は景気も低迷していて他に良い稼ぎ場所が無いことも手伝って、介護産業の人手不足は問題化していませんが、出生率は下がり続けていて、次世代を担う若い力は不足していきます。
 将来、高齢者は誰に面倒を見てもらえるのでしょうか?すべて産業のお世話になるのでしょうか?それを見越してか介護ロボットの開発も多くの会社で急ピッチで進められています。つまり介護の分野はさらに確実に産業化するのです。以前ならば各々の家族で解決していたことが、今以上に外注化するのです。
 ゆっくり変化していた時代は、自然発生的に合理的な生活文化と生きる知恵が築かれていました。若い世代が働き、その子どもたちの世話や教育の一端は年配者の持つ知恵と経験で支えられ、その知恵や生活文化を子孫に承継する機会が多くありました。子どもたちにも反対に年配者の面倒をみることによって多くを学ぶことができて、合理的に支え合っていたのです。
 経済やテクノロジーの急激な発展によって、以前の合理的な生活様式が消え去って行く今、私たちは時代の状況に合う合理的な生活様式を新たに創造しなければなりません。しかし、今のように急激な変化が続く限り、合理的な生活様式を生み出す余裕は生まれませんし、混乱が続くだけです。誰もが安心して老後を暮らせる社会と生活様式のために、過ぎゆく時間をゆっくりと楽しむために、闇雲に効率化を追うのではなく、一度立ち止まって人の心に何が大切なのか考える時がきているのです。産業化してロボット化していく介護では人の心を救えません。





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